あまちゃんを今更見るにあたって。
俺たちは、みんなが見てたり読んでたりするものを
スルーしちゃってきたものが、多い。
メジャーなものへのひねくれ根性とかそんなことではなく、
ただ、なんとなくタイミングを失ったうちに、それ自体が終わってるとか、
ものすごい量の単行本(や続編)がでてしまったとか、その程度。
ファーストガンガム以降のガンダム。等。
とある世代にとっては、共通言語となって、挨拶代りの話題になりうるコンテンツ
は、何かしらの「面白さ」が絶対に入ってるわけだから、
いつも挑戦したいとは思っている。
俺にとってその枠は、朝方家事の合間を縫って見る主婦とか、
出社前に朝飯食いながら見る会社員とかを想定した、「大いなるベタ」が
展開される時間帯…くらいの認識だった。
連続ドラマはとにかく「習慣」が大事で、毎日のルーティンを恥ずかしながら持っていない俺は、習慣を根付かせるのが苦手で、「毎週(毎日)これを欠かさず見る」
ということが不得意。興味の持続が難しい。
よって、今までひとつも見たことがない。
今回「あまちゃん」を見るに至ったきっかけが、なんとなく、このドラマが、
「とある世代」とか「とある趣味」を対象にしたものではなく、
これ「みんな」に向けて、つくられてんじゃないの? と、
なんとはなしに気付いていたから。高校の時、日陰者一味と教室の後ろでエヴァや
ワールドプロレスリングの話をしたり、移植されたばかりのスト2を、
創価学会のでっかい仏壇があるU木君の部屋でカチャカチャやったのとまた別の感覚。
俺は、みんなの輪に入りたい、というのがまずある。
それと何よりあの流行語「じぇじぇじぇ」を超フレッシュに使いたいというのがある。
これは、残されたものたちに文字通り残された、特権だ。
はやくビックリするタイミング来ないか。おれはじぇじぇじぇで仲間入りだ。